元AV女優で漫画家として活躍している峰なゆかさん(31)の連載マンガ「アラサーちゃん」の内容の一部がパクリなのではないかと騒がれていた問題で、掲載した「週刊SPA!」は、「新たな作品として成立している」としたが、元ネタを描いた漫画家に対し、「配慮を欠き、不快な思いをさせてしまったことを真摯に受け止め、改めてお詫び申し上げます」と謝罪した。
峰さんは2015年8月に自分の作品がパクられているとツイッターで主張したが、結局題名が似ているだけでパクリの事実はない、ということになった。このため、今回の「事件」は峰さんにとって「大ブーメランだ」とネットで批判されている。
「私はかぶってるではなく、使われたように思います」
今回の「事件」は「週刊SPA!」の15年11月3・11日合併号に掲載されたマンガ「アラサーちゃん」のセリフの一部が、コミュニティサイト2CHOPOで連載中のマンガ「きょうのゲイバー@2CHOPO」に酷似しているというものだった。「きょうのゲイバー」作者のTSUKURUさんがツイッターで11月12日、
「私はかぶってるではなく、使われたように思います。ネタ自体はオリジナル性にかけ、かぶる事はあると思いますが言葉の選びと並び方が3つ一緒で、作為を感じたからです」
「これはお金を頂いた原稿なので、私個人の問題でない。信用問題にかかわるので声を大にして言いたい」
と告発した。ネットでは「大ブーメランだ」と色めきたった。というのも全く逆の騒動を峰さんが3か月前に起こしていたからだ。
講談社のマンガ雑誌「ハツキス」で連載が始まった田所コウさんの「コトコトくどかれ飯」が、自身のマンガ「女くどき飯」を丸パクリしていると主張し、15年8月13日にツイッターで、
「漫画を描いているみんな?!聞いてくれ!!!自分の描いた漫画をパクられるというのは、これは、思ってたよりすっごく辛いぞ!?びっくりするほど傷つくぞ!!」
「出版社と作家の、常識とか良心とか、そういうので普通やらないじゃんこんなの......」
「私はコトコトくどかれ飯作者の田所コウさんとハツキス編集部と講談社に法的には問題のない範囲でのいやがらせをしていくことに一生を捧げるしかないのだろうか」
と激しく非難した。講談社に対しては、11月16日、
「この話が始まってからけっこう時間が経ってると思うんですけど、講談社の人からはいまだに何の連絡もなく、なにやってるんですかね?」
と公開質問も行った。