NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロイン、今井あさが驚いたときの口癖「びっくりぽん!」が早くも人気になっていて、ツイッターなどでは「びっくりぽん びっくりぽん びっくりびっくりぽん」などと中毒気味に使用する人も出ている。
2013年放送の「あまちゃん」で能年玲奈さんが演じた天野アキが驚いたときに使う「じぇじぇじぇ!」、その二番煎じという悪評もあるが、お笑い芸人の有吉弘行さんはラジオ番組で「こういうものは意外と流行る」などと予測している。今年の流行語大賞は間違いない!?
やっぱり「じぇじぇじぇ」の二番煎じって言うか・・・
有吉さんは15年9月27日放送のJFN系ラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」でこの「びっくりぽん!」を取り上げた。ヒロインを演じる女優の波瑠さん(24)が流行語大賞を取れるような言葉になればいい、と語ったことについて、
「流行語を狙うっていうのは、なかなか、『じぇじぇじぇ』のやっぱり二番煎じって言うか・・・」
と最初に釘を刺した。そもそも最初から流行語宣言するのは変な事だ、ともいった。スタジオでは驚いたときに「びっくりぽん!」と言うかどうかの検証が行われ、「びっくりぽん!出ないですよね」という結論になった。しかし、有吉さんは、
「びっくりぽん!、でも意外と流行るんだよこういうものは。朝ドラってやっぱり、影響力あるもんね」
と流行語大賞を狙えるとの見方を示した。
「じぇじぇじぇ!」は実際に使われている方言だが、「びっくりぽん!」の方は、脚本を担当する大森美香さんが考えた造語。ヒロインの今井あさを象徴する言葉で、年齢を経るに従ってその表現が「進化」していくという。
「びっくりぽん!」は15年9月28日に放送された第一話目にさっそく登場した。