監禁と集団強姦の疑いで逮捕された大阪府警の巡査部長の男(36)は、性的なプレイだと考えて20代女性への暴行に加わっていた可能性があることが分かった。
このところ不祥事続きの大阪府警でも、弱者を守るはずの警察官としては考えられない罪名の事件が起こった。
別の元警官がアダルト掲示板で乱暴企画を呼びかけ
報道によると、きっかけは、別に逮捕された元大阪府警巡査長の配送運転手の男(32)が2014年12月3日、アダルト掲示板で乱暴企画を呼びかけたことだ。それを見た巡査部長は、元巡査長とラインで連絡を取り合い、大阪市内のホテルでこの月の17日夜に行われた企画に1万円ほどを支払って参加した。2人は面識がなく、お互いに警察官の経歴も知らなかったという。
元巡査長は、女性と出会い系サイトで知り合って一時交際していた。ホテルの部屋では、まず元巡査長が呼び出した女性の両手を布製テープで縛り、アイマスクで目隠しした。その後、計6人の男が代わる代わる女性の肩や足を押さえつけて性的暴行に加わり、巡査部長は、数人が終わった後に順番が回ってきたという。
女性は、元巡査長のほかに人が来ることは知らされていなかったそうだ。7時間も監禁された後、翌18日早朝にホテルから逃げ出した。その後、病院に相談し、15年5月になって府警に被害届を出していた。
元巡査長は、妻子があり、13年3月に別の独身女性との不倫が発覚し、所属長訓戒の処分を受けて府警を依願退職していた。その2か月後から、日本最大と称する素人投稿アダルト掲示板で企画などの投稿を始め、それを見ると、元巡査長は、不倫相手の女性を「ペット」と呼んでいた。今回被害に遭った女性も、そう呼んでおり、どこまで本当か分からないが、14年11月の投稿では、この女性を貸し出したが、女性が不満を訴えたので、新しい人を募集しているとうたっていた。