中国のパソコンメーカーLenovo(レノボ)が製品の出荷時に組み込んだソフトウエアから個人情報が流出する欠陥が見つかった。このソフトは起動した時のみ作動し、システムの情報を自動的に自社サーバーに送信する仕組みになっている。
問題のソフトウエアが搭載されたノートパソコンは世界に23種類出回っていて、日本では14年10月から15年6月に製造・販売された「YOGA3」などの16製品。利用者が簡単にアンインストールできない構造のため、レノボはソフトを消すプログラムの無償配布を始めた。まだ被害の報告は出てはいないが、悪用されればインターネットを通じて遠隔操作されたり、コンピューターウイルスに感染したりする可能性があるという。