2015年7月8日午後10時20分ごろ、大阪市淀川区の阪急京都線南方駅付近で、乗用車が線路上を走行するのが発見された。乗用車は京都方面へ1駅分、約1.3キロ走行し、崇禅寺駅近くの踏切で線路から出た。京都線は営業運転中だったが、乗用車と電車との接触はなく、けが人は出なかったという。京都線は、安全確認のため約10分間、運転を見合わせた。新聞各社が伝えている。
産経新聞によると、火花を散らしながら線路上を走行する様子が目撃されていた。ツイッターなどでは、この様子が米国の大ヒット映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でタイムマシンとして登場した「デロリアン」を彷彿とさせたようで、その趣旨の書き込みが見られたという。
運転していたのは愛知県安城市在住の男性(73)で、「道が分からなくなり、間違って線路に進入してしまった」と話している。大阪府警淀川署は過失往来危険容疑で詳しい事情を聴いている。