新「余市」熟成年数の表示なく... ニッカ、原酒不足で集約

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   アサヒグループホールディングスは、傘下のニッカウヰスキーの主力ブランドの「余市」と「宮城峡」の出荷を2015年8月末で停止することに伴い、9月から新たに「シングルモルト余市」と「シングルモルト宮城峡」を発売する。6月15日に発表した。「余市」は北海道余市町で、「宮城峡」は仙台市でそれぞれ蒸留している原酒だけを使うシングルモルトウイスキー。これまでは「余市10年」や「余市20年」「宮城峡12年」など熟成年数を明示してきたが、9月以降は年数を示さない「ノンエイジ」の商品だけとなる。

   新商品(700ミリリットル)の参考価格は、「余市」「宮城峡」ともに4536円(税込み)。現行の商品よりも、麦芽の香ばしさやスモーキーさを高めるという。

   ニッカでは、NHKの朝ドラ「マッサン」人気でウイスキーの売れ行きが好調な一方、原酒が不足していた。「余市」「宮城峡」の商品を集約することで、2つの蒸留所の原酒をブレンドして造る「竹鶴」ブランドにまわすことにした。

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