人気ロックバンド「SEKAI NO OWARI」のボーカル&ギターを務めるFukaseさんが2015年6月8日、自宅を訪ねようとするファンに「あんまり来ないで欲しい」とツイッターで呼びかけた。
メンバー4人は「セカオワハウス」と呼ばれる都内の一戸建て住宅で共同生活を送っている。2014年1月に放送された「情熱大陸」(TBS系)でその内部が紹介されると、大きな注目を集めた。
「メンバーもプライベートがなくなってしまうので、、」
セカオワハウスはかなりオープンな家で、メンバーは友人約100人を集めてホームパーティーをしたり、外国人のホームステイを受け入れたりしたことをツイッターで報告してきた。2014年5月には、酔っぱらったFukaseさんが初対面のファン十数人を連れ帰り、急きょ「宅飲み」をしたことまであったほどだ。
とはいえ、普段はあくまでプライベートな空間。具体的な場所を明かしているわけでもなく、他の芸能人と同様、ファンに押しかけられれば迷惑だろう。Fukaseさんもよほど困っていたのか、ツイッターでフォロワーから「ファンにしてほしくないこと」を聞かれると、
「い、家にはあんまり来ないで欲しいです、、すいません、、メンバーもプライベートがなくなってしまうので、、」
と答えた。
その上で「でも、今まで来てくれた方達は、純粋な気持ちで会いに来てくれた方々なので、絶対に責めたりはしないで欲しいです」と気遣ったが、所在地を知りたいというファンに対しては「調べないで欲しいです。お願いします」と呼びかけた。
ご近所トラブル報じられたこともあったが...
9日午後、記者は都内某所にある自宅周辺へ向かった。家は地上3階のレンガ造りで、周辺でも大きな物件だ。門扉は半開きになっていたが、いずれの窓もカーテンが閉まっており、中に人がいるかどうかは分からなかった。
平日昼過ぎというタイミングもあってか、ファンと思しき姿は見当たらなかったが、近隣に住んでいる女性2人組に話を聞いてみてると、
「たまに見かけます。休日に多いですね。どの家か聞かれることもありますよ」
とのこと。大勢が押し寄せているというわけではなく、大抵は若い女性が1人~2人で来ているという。家は閑静な住宅街にあり、すぐに見て分かるようだ。
ちなみに「セカオワハウス」を巡っては、近隣住民から深夜の騒音やゴミの捨て方について苦情が寄せられていると「女性セブン」(14年10月23日・30日号)が報じていたが、前出の2人組に聞いてみると「特に気になったことはないですよ」と口をそろえた。
「たまに通りかかった時に『盛り上がっているのかな』と気が付く程度です。あの家のすぐ近くに住んでいるママ友もいますが、そういう話は聞いたことがないですね」
「近所付き合いはないですが、特に疎まれているというわけでもないと思います。今どきの若者という感じですね。コンビニですれ違うと、ドアを開けておいてくれることもありますよ」
と言い、2人の穏やかな表情からは「非難が噴出」との報道との温度差もうかがえた。