東京・原宿の女子高生100人に、スマートフォンの利用についてアンケート調査を行ったところ、AndroidのユーザーをiPhoneユーザーが大きく上回ったことが、アプリマーケティング研究所の調べでわかった。
日本人が「iPhone好き」であることはよく知られているが、その人気を「JK」のパワーが後押ししているかのようだ。
iPhoneを使う理由、「ケースがかわいいから」
アプリマーケティング研究所によると、原宿の女子高生100人のうち、「iPhone」のユーザーは82人、「Android」のユーザーは18人だった。2015年5月21日付でインターネットに公開。「周りにAndroidを使っている子はいますか?」との質問にも、「周りもiPhone」との回答ばかりだったという。
iPhoneを使う理由は、「つかいやすい」「はやい」との声にまじり、「ケースがかわいいから」が最も多かった。AndroidよりもiPhone用のケースの種類のほうが豊富なので、「好みのものを見つけやすい」というのだ。
女子高生のあいだでは、かつてガラケーにデコシールやストラップを付けた「デコ電」が流行った。スマホも、ファッションの一部として楽しみたいということらしい。
一方、Androidユーザーに「どうしてAndroidを使っているのか」聞いていたところ、
「変えられるならiPhoneがよい」
「ドコモでまだ売ってなかったから」
「なんとなく」
など、「仕方なく使っている」というネガティブな理由が多かった。
どうやら、女子高生のあいだに、Androidを使っていると「からかわれる」「恥ずかしい」といった空気があるようなのだ。
こんな結果にインターネットでは、
「カバーが豊富にあるのが理由ってのはわかる」
「男性は実用性、女性はファッションで選ぶ!」
「女は周りと一緒じゃないと不安だとか、のけ者意識があったりするからだろうな」
「周りに流されるのはよくないってよく言われてるけど、調和って大事だよ」
と、女子高生に理解を示す声がある。
その半面、
「iPhoneである必要性がまったく感じられねーよ」
「要はブランド選びと一緒じゃん」
「カワイイからとかじゃないよ。正しくはよくわからないから有名なやつを選んでるだけ」
「知り合いが『あたしのまわりにはiPhone持ちしかいないよ。それ以外使ってんのはおかしい』とか言ってた」
との声もみられる。
なお調査によると、女子高生が一番使っている動画アプリは「YouTube」が80人と圧倒。YouTubeを音楽プレイヤー代わりに使っている女子高生が多かった。また、よく使っているソーシャルメディアは、1位がLINE、2位はTwitterだった。