日本政府観光局は2015年5月20日、4月の訪日外国人客数が前年同月比43.3%増の176万4000人となり、初めて単月で170万人を超えたと発表した。
円安傾向や花見需要に加えてイースターや清明節といった休暇シーズン、航空路線の新規就航や既存便増便などの要因が重なり訪日需要を高めたとみられる。
市場別では、中国や台湾、タイ、フィリピン、ベトナム、アメリカ、イギリス、フランスなどが単月として過去最高を記録。とりわけアジア圏を中心に数字が伸び、中国が単月で40万人、台湾が30万人を突破した。
観光局は5月も引き続き好調に推移すると予想している。夏休みシーズンに向けても現在の円安基調に加え、航空路線の新規就航や増便などが重なり、更なる需要拡大が期待できる。