駐韓日本大使襲撃犯が代表の団体に事件後も補助金支出 韓国は一体何を考えているのか

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   マーク・リッパート駐韓米国大使を襲撃して大けがを負わせた金基宗(キム・ギジョン)容疑者が代表を務めている団体に、韓国政府が継続的に補助金を出していたことが明らかになった。

   金容疑者は2010年7月、駐韓日本大使に対してコンクリート片を投げつけて有罪判決を受けているが、その後も補助金を支出したり、公的施設を無料で使わせたりするなどして、支援をしていた。

   韓国政府の「身体検査」の能力が問われるのはもちろん、こういった補助金が、結果的に米大使襲撃の手助けをしたという批判も出そうだ。

  • 2010年の日本大使襲撃事件後も補助金は主出されていた(写真は日本大使襲撃事件の様子、ユーチューブのMBCチャンネルより)
    2010年の日本大使襲撃事件後も補助金は主出されていた(写真は日本大使襲撃事件の様子、ユーチューブのMBCチャンネルより)
  • 2010年の日本大使襲撃事件後も補助金は主出されていた(写真は日本大使襲撃事件の様子、ユーチューブのMBCチャンネルより)

北朝鮮の影人形劇公演に対して支出

   朝鮮日報やKBSテレビによると、補助金の支出は文化体育観光部(日本の「省」にあたる)が2015年3月16日に与党・セヌリ党のパク・デチュル議員に提出した資料で明らかになった。

   補助金を受けていたのは、「私たちの庭」を意味する「ウリマダン」という団体。「ウリマダン」は、過激な反米・反日活動を展開する一方で、北朝鮮に理解を示す活動も展開。その中には一見学術的に見えるイベントもあり、そこに補助金が支出されていた。総額は3200万ウォン(約344万円)に及ぶ。

   内訳を見ると、「ウリマダン」が00年から08年にわたって開いた伝統芸能「曼碩僧舞(マンソクチュンノリ)」の公演全4回に対して計2900万ウォン(約312万円)を支出。曼碩僧舞は、北朝鮮南部の開城(ケソン)地域で1920年代まで仏教の布教を目的に上演されていた影人形劇だ。金容疑者は06年から07年にかけて、植樹を目的に開城を8回も訪問したことが知られている。

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