ソフトバンクは2015年夏ごろに一般向けの発売を予定している、感情認識機能をもつ人間型ロボット「ペッパー」の利用プランを15年2月20日、発表した。本体価格の19万8000円(税別)とは別途、専用のクラウドに接続して高度な会話機能を利用するために必要な「基本プラン」は36か月契約で、月額1万4800円、故障などに対応する「保険パック」は9800円で提供する。毎月、あわせて2万6000円が「維持費」としてかかることになる。
ペッパーは、内蔵センサーを使って人の表情や声色などから感情を推測するロボットで、14年9月、法人向けに200台を先行発売。ソフトバンク直営の携帯電話の販売店や家電量販店などで稼働している。
一般向けには、当初は2月中の発売を計画していたが、「企業の要望が予想より多く、生産が間に合わない」(孫正義社長)ため、6~8月ごろに延期することを、2月10日の決算会見で発表していた。