若い男性の草食化、「セックス離れ」はウソだった 「性交経験率5割超えは29歳」、実は20歳だった

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   男性の性交経験率が5割を超える年齢は29歳――。驚きのデータとして各メディアで「若い男性のセックス離れ」と報じられ波紋を広げた調査に、実は誤りがあった。

   正しくは20歳で、調査を行った団体によると、調査データの計算やまとめ方のミスがあったためだという。

   第1報の段階で「29歳と聞いて安心した」「わずか6年で童貞卒業年齢が23歳から29歳に跳ね上がってる!本格的童貞ブーム到来!」とはしゃいでいた輩にとっては、とんだぬか喜びの発表となってしまった。

正しくは男性20歳・女性19歳

29歳の半分近くが未経験者は間違いだった(画像はイメージ)
29歳の半分近くが未経験者は間違いだった(画像はイメージ)

   誤りがあったのは「日本家族計画協会」が2014年1月に発表し、男女3000人にセックスの頻度や関心などを調べた「第7回男女生活と意識に関する調査」だ。その中で、セックスを経験した人が50%を超える年齢について、14年調査で男性29歳・女性28歳としていた部分が、正しくは男性20歳・女性19歳だった。

   同会によると、誤りの原因は「調査データをまとめたエクセル資料の計算ミス、まとめ方のミスがあったため」という。調査は02年から行っており、過去の同様の部分についても誤りがあった。ほかの調査部分には誤りはないという。

   発表された当時、調査は報道各社に大きく取り上げられた。これまでの調査に比べて(08年23歳、10年26歳、12年26歳)、男性の年齢が大きく高齢化したことやセックスへの関心が低くなっていることから、「セックス離れ:若い男性、性の『絶食化』」(毎日新聞)、「セックスレスの既婚男女増加=若年男性『草食化』も」(時事通信)などと報じられていた。J-CASTニュースも「男性のセックス離れ」とした記事を2月6日に公開した(19日に修正)。

   報道のインパクトは大きく、「ついに若者のセックス離れ。世紀末感があるね」「この国の人口はますます減少しそう」とネットでは大きな反響を集めていた。

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