明治のロングセラー菓子「カルミン」が2015年3月末で販売終了となる。同社がJ-CASTニュースに2月2日、明かした。
「カルミン」は1921(大正10)年に販売開始。約90年の歴史を持つ文字通り「長寿商品」だった。
「味」「パッケージ」は90年前とほぼ一緒
ユニークな名前は「カルシウム」と「ミント」を由来にしている。甘さの強いお菓子が多かった当時、「ミント」の清涼感を味わえると人気を博した。「ミント」だけでなく「カルシウム」も添加、「栄養菓子」という位置付けで売り出したという。
明治によると「味」や「パッケージ」は90年前とおおむね変えておらず、現在では日本全国で販売、3世代、4世代にわたって広く食べられていたとか。
そんな「カルミン」も時代の波には抗えなかった。担当者は、「市場環境の変化」に苦しみ、販売終了という決断に至ったと話す。
ここ数日、「カルミン」販売終了の噂がネットで広がっており、ツイッターでも惜しむ声が続々寄せられていた。
「エエーー!困る!」
「まだあったのか。でもサビシー」
「幼少時に買ってもらった記憶があります。いつ頃から、見かけなくなったんだろう」
「カルミン長らく食べてなかったけど残念すなあああ」
ちなみに、戦前から販売している同社の代表的な商品は「カルミン」のほか「ミルクチョコレート」「サイコロキャラメル」などがある。