トヨタのFCV「ミライ」、受注1か月で1500台 年間販売目標の4倍

   トヨタ自動車は、世界初の一般向け燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」の受注台数が、発売後1か月で約1500台に達したと、2015年1月15日に発表した。発売は2014年12月15日。年間の国内販売計画(400台)の約4倍にのぼり、FCVへの関心の高さが裏付けられた。

   ミライの価格は723万6000円で、国の補助金を活用しても約520万円かかる。受注の内訳は、官公庁や法人が約840台と過半数を占めたが、個人客は約660台で4割を超えた。個人客の約9割が男性で、50代以上が8割強にのぼった。

   また、地域別では愛知県(約720台)、東京都(約250台)、福岡県(約140台)、神奈川県(約120台)の4都県で1000台を超えた。

   ミライは年内に700台を生産し、うち国内で400台販売する計画。注文の殺到で納車が数年先になる可能性もあるという。そのため、トヨタは年末までに生産能力を3倍程度まで増強する方向で調整している。

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