小保方晴子氏が責任著者のSTAP論文=撤回済み=の不正行為を調査していた理化学研究所の外部調査委員会は2014年12月26日、STAP細胞は既存の万能細胞であるES細胞が混入したものだとする調査結果を発表した。調査委員会は「ES細胞の混入が示され、論文の主たる主張が否定」されたと結論づけたが、誰がES細胞を混入させたかは特定できなかった。
小保方氏は調査委員会に対して実験記録をほとんど提出せず、実験が本当に行われたかは明らかにならなかった。論文の図表についても調査委員会は「間違いが、非常に多い」「その一部は、捏造または改ざん」と指摘。新たな不正行為を認定した。