日本共産党大阪府委員会は2014年12月10日、6日の演説中における選挙カーの対応を公式ホームページで謝罪した。
6日午前、JR森ノ宮駅前で行われていた清水忠史候補陣営の演説中に駅構内で女性が倒れた。しかし、選挙カーの演説中止が遅れ、結果、救急隊への連絡が聞こえづらくなった。
「事故や病気への対応を最優先すべきことは当然であり、今後は乗務員一同機敏な対応が出来るように徹底していく所存です」としている。
ツイッターには目撃者と思われる人物から「真ん前やで、真ん前。倒れてんの丸見えやのに」「一向に誰も声かけやん」「私がぶち切れるまで演説をやめてくれなかった」との報告が寄せられている。
日本共産党大阪府委員会は取材に対し、「女性が倒れたさい、演説を行っていたのは清水候補本人でなく、応援弁士だった」「女性に気付いた清水候補は応援弁士に注意し、演説をやめさせた」と話している。
(12月12日追記)
なお、記事中のツイートをしたアカウントは12日、削除された。また、同委員会は12日、選挙カーの対応の事実経過について以下のように追加説明した。
街頭演説開始直後に、駅前の横断歩道を走ってきた女性が、森ノ宮駅構内でつまずいて倒れた。そばにいた女性運動員はすぐさま駆け寄り、「大丈夫ですか」「救急車をよびましょうか」と何度か声をかけた。同時に、男性運動員が駅員に知らせに行き、まもなく2人の駅員の方が駆けつけた。こうして駅員の方も含めて対応しているなかで、通りかかった女性が携帯電話で救急通報した。その際に、事態に気づかないまま後援会の応援弁士が演説を続けていたため、電話のやりとりが聞こえにくい状況になった。女性からの指摘を受けた候補者が、応援弁士に指示してすぐに演説を中止した。駅員が対応していることを見届けて、救急隊の妨げにならないように、宣伝カーを移動させた。演説の音声が救急通報の電話の妨げになったのは事実であり、昨日のコメントは、その点についての今後の機敏な対応を表明したものだ。