「自民候補引きずり落とせそうな野党候補」紹介サイト 仕掛け人はあの反原発参議院議員だった

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サイトには問い合わせページがあるのみ

   サイトには問い合わせページがあるのみで誰か作ったものなのか分からないが、仕掛けたのは参議院議員の山本太郎氏だ。12月2日、自身のブログで「事務所スタッフ、ボランティアの皆さんの尽力により、自民党100人落選サイトがオープン出来ました」とサイトオープンを告知している。

   その中で山本氏は「それぞれの候補者や政党に対して特別な思い入れがある訳ではありません」と説明。安倍政権打倒の共通点だけで賛同するのは難しいという意見、自民党議員が落ちても類似の新自由主義政党や脱原発を装った政党の候補者が当選すれば同じだという意見があることも承知しているという。それでも今回は「最悪の状態を一時的に脱する」「(自民党の)暴走をスローダウンさせる」ために、野党に力を戻す必要があると訴える。

   サイトを巡っては、すでにさまざまな意見が寄せられている。「すげぇわかりやすい!」「誰に入れるか迷った時の参考になると思います」といった歓迎の声も少なくなく「どぶ板選挙」を描いたドキュメンタリー映画「選挙」でも知られる想田和弘監督もツイッターで「面白い試み」と評価。ただし「自民候補に勝てそうな野党の候補が必ずしもマシとは限らないので、使用には注意が必要だが」と続けた。

   一方で「なんか、政権をつぶすのが目的で、その後、日本がどうなっても良いみたいな無責任な運動に見えるな」「ふ~ん、国を良くするためじゃなくて自民党員を落選させるためのキャンペーンですか」「安倍政権で生活が良くならなかった人は民主党時代にはいい生活出来てたの?」などと批判的な声も多い。

   「さよなら安倍政権」のように、一見すると誰が運営しているのか分からない選挙関連サイトがこのところ立て続けに話題になっている。NPO法人代表の大学生が立ち上げた、衆議院解散に疑問を投げかけるサイト「どうして解散するんですか?」は「小学4年生の中村」が作ったと偽ったために閉鎖、謝罪に追い込まれた。安倍首相のFacebookアカウントも名指しで批判するなど大問題に発展した。11月末には「日本未来ネットワーク」という謎の団体が開設した、白票投票を呼び掛けるサイト「黙ってないで、NO!と言おう」も注目を集めた。J-CASTニュースは11月28日に取材を申し込んだが、12月3日に至るまで返答はない。

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