民主・菊田議員の似顔絵入りワインが話題 事務所は「有料販売で、問題はない」

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   ネット上に民主党の菊田真紀子衆院議員の似顔絵が描かれたワインのボトルの写真が出回り、話題を集めている。

   ラベルには「外務大臣政務官就任記念」と書かれている。小渕優子前経産相が自身の写真をラベルにしたワインを地元の有権者に配布した公職選挙法違反疑惑と同じではないか、といったうがった見方も出たが、菊田議員側は希望者に有料で販売したもので、「問題はない」と説明している。

「我が家にもある議員さんのワインがありました」

「疑惑」のワイン(画像はツイッターより)
「疑惑」のワイン(画像はツイッターより)

   菊田議員に対しネット上で逆風が吹いている。きっかけとなったのが2014年10月28日の衆院本会議だった。質問に立った議員は、宮沢洋一経済産業相の資金管理団体がSMバーで政治活動費を支出した問題について、

「口にするのも汚らわしいところに政治資金を支出していた」

と言い放ってからだ。これに対し「ヘイトスピーチだ」「マイノリティーへの偏見だ」「人権侵害だ」などと大反発が起こり、菊田議員の過去の問題を晒そうという動きがネットで活発になった。

   例えばこんなことだ。地元の新潟県長岡市の「ほだれ祭」に参加した菊田議員が、巨大な男根をかたどったご神体に嬉しそうにまたがり、しかも先っちょを撫でている、などとして過去の写真を掘り出してきてネット上にアップしたりしている。

   もちろん男根をかたどっていても、それはご神体で卑猥な事ではないが、ネットでの菊田議員叩きは続いている。

   そうした中で出てきたのが議員の似顔絵入りラベルが貼られたワインボトルだ。ツイッターにアップされた写真には、

「小渕さんのワインの件がありましたが、我が家にもある議員さんのワインがありました」

などという説明が付いている。

無料で配ったものではなく、希望者に1500円で販売

   写真に写っているワインのラベルを見ると「外務大臣政務官就任記念」と書かれている。菊田議員は2010年の菅直人内閣時代に外務大臣政務官に就任しているため、この頃に作られたものだと思われる。

   また、「マッキ―と行く名湯 草津温泉の旅」という一文もあり、外務大臣政務官に就任したことを祝って草津旅行を開催、その時に配られたらしい。ネットでは小渕優子議員が経済産業相を辞任する原因の一つになった自身の写真ラベル付きワインと同様なケースでは、と指摘する向きもある。もっとも、小渕議員の場合は選挙民にタダで贈ったのではないかと疑われている。菊田議員の場合はどうなのか。

   菊田議員の国会事務所はJ-CASTニュースの取材に対し、ネット上で話題になっているワインは、後援会の親睦旅行の際、見学先の酒造メーカーに依頼して作ったものだ、とワインの存在は認めた。ただ、参加者に無料で配ったものではなく、希望者に1500円で販売したもので、先ごろ話題になった議員のケースとは違っていて、

「問題はないと考えております」

ということだった。

   旅行をしたのは11年3月6~7日、同6月26日~27日の2回で、合計500人が参加した。ワインの販売本数は現段階では不明だという。こうした親睦旅行はほぼ毎年行っていて、企画は民間の旅行会社に任せている。旅行の度に記念品を販売していて、たまたまこの年に採用したものがワインだったという。

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