国際通貨基金（IMF）は2014年の日本の経済成長率を、7月時点から0.7ポイント下方修正し、0.9％と予想した。10月7日の最新の世界経済見通しで明らかにした。先進国の中で最も大きな下方修正となった。
2015年の成長率予想についても0.2ポイント引き下げ、0.8％とした。
IMFは日銀の金融政策について、物価上昇ペースが鈍る、あるいは経済成長率が予想を下振れた場合は一段の緩和が必要との見解を示した。加えて、構造改革や長期的な潜在成長力押し上げに向けた取り組みを同時に実施する必要があると指摘した。
なお、2014年の世界全体の実質国内総生産（GDP）増加率は3.3％と、7月時点の予想から0.1ポイント引き下げた。