今年のブラック企業大賞は「ヤマダ電機」 東京都議会に特別賞も

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   ブラック企業大賞実行委員会は2014年9月6日、「第3回 ブラック企業大賞」の授賞式を行った。

   07年9月に男性社員が過労の末に首を吊り自殺したほか、46人の店長が厚労省の定めた「過労死ライン」(残業時間が月平均80時間)を超えているなどと書かれた内部資料が「週刊文春」13年12月19日号に掲載されたヤマダ電機が、ブラック企業大賞、WEB投票賞を獲得した。

   業界賞には、月100時間以上の残業などでうつ病を発症した男性社員が10年10月に自殺したアニメーション制作会社のA-1 Picturesが。労働環境の実態を労基署に通報した従業員に社長の高野友梨氏が「労働基準法にぴったりそろったら、絶対成り立たない。潰れるよ、うち。それで困らない?」などと詰問し、従業員が精神的ショックで出勤できなくなってしまったことが明らかになっていた「たかの友梨ビューティクリニック」を運営する不二ビューティの2社が選ばれた。

   そのほか、「セクハラやじ」が問題になった東京都議会に特別賞、「24時間以上勤務」や「ワンオペ」問題を抱えるゼンショーホールディングスに要努力賞が贈られた。

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