画像の無断転載が指摘されていたタレントの梅宮アンナさん(41)が2014年7月31日までに画像共有サイト「Instagram(インスタグラム)」のアカウントを非公開にした。
梅宮さんは指摘に対しブログで反論していたが、その主張がさらに批判を呼ぶと該当記事を削除。インスタグラムについても辞める意向を示している。
「画像を自分の言葉と合体させて、皆にメッセージを贈る。。」
事の発端は、梅宮さんが7月27日に投稿した画像だ。ディズニー作品「モンスターズ・インク」の「マイク」と「サリー」と思われるキャラクターが描かれた二次創作イラストで、
「アメリカに住む私の心友が、明日アメリカに帰る。。一緒に笑い、一緒に怒り、一緒に泣いて。。 今年の夏はいい夏なんだと想った」
とのコメントを添え、インスタグラムにアップしていた。
しかし、一部ユーザーが「無断転載」にあたるとしてこれを問題視。コメント欄にはそうした指摘がたくさん寄せられた。
すると梅宮さんは28日、「画像。。引用の意味。。」と題したブログ記事を公開した。
「時々、画像を他から引っ張って、自分の言葉と合体させて、皆にメッセージを贈る。。これは少し前からの私のやり方。。新しいメッセージ法です」
と説明し、
「自分の写真だけでは表現しきれず素敵な画像を見つけ引用する。。そして、何より伝えたいのは、世の中には、こんな素敵な絵や言葉があるんだよ!って言いたくてね。。。」
と投稿の真意を語った。今回の画像は投稿共有サービス「Pinterest(ピンタレスト)」上で拾ってきたものだという。
その上で「画像引用!!って。。。まるで犯罪かの様な。。。。コレ私が描いた絵だよ!!って言ったら罪ですが。。」と嘆いた。
梅宮さんはオリジナルのメッセージを添えて投稿する限りは、ネット上にある画像を使用しても問題にならないという認識のようだ。
だが、著作物が自由に使えるケースは限られている。梅宮さんのいう「引用」であっても、出所を明示するなど正当な範囲内で行う必要があり、著作権侵害にあたる可能性がある。
また、インスタグラムの利用規約でも不正流用した画像の投稿は禁じられている。
作者激怒「心に受けたこの傷と怨みは死んでも消えない」
ブログでは、画像に寄せられた楽しくポジティブなコメントを台無しにするとして、「その場を壊す」ようなコメントを残したユーザーについてはブロックしたことも明かしていた。
結局、梅宮さんはブログによって、さらなる非難を招くこととなった。
イラストを描いた人物もツイッターやブログで、
「全部の記事を削除しても井口病院(注:作者のこと)が心に受けたこの傷と怨みは死んでも消えないわ......100万匹のてんとうむしの卵が梅宮家の窓に産みおとされますように」
「わたしも二次創作をしている以上あまり偉そうなことは言えないのですが勝手に人の絵を自分の使いやすいよう手を加えて自己の表現として使うのはどうかと思います。どうかと というかこれはもう侮辱です」
などと怒りをぶちまけた。
逆風が強まったためか、梅宮さんは31日までにブログの反論記事を削除。インスタグラムのアカウントも非公開にしてしまった。30日にはインスタグラムに自身の顔写真を投稿し、「突然ですが、インスタグラムを辞めようかなって」とインスタグラムを近く辞める意向を示した。
理由について、
「空気が変わり始めていて。。。私の事嫌いな人が沢山いて入り込んできたから。楽しかったよ、インスタ。。理想と現実。。胸が張り裂けそうでした。私の創る世界は、中々理解されないね。。」
と書いており、画像転載についての認識にその後変わりはないようだ。
「followの数が30人くらいの時がイチバン楽しかったのかも。。。。」ともぼやき、インスタグラムを辞めた際には「私の事が嫌いな人が入れない」別の交流の場を考えるという。