ジャニーズタレントが挨拶するのは同じ事務所の先輩だけ おぎやはぎ矢作が暴露、「芸人は先輩だれにも挨拶する」

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   お笑いコンビ「おぎやはぎ」の矢作兼さんがジャニーズ事務所に所属するタレントたちの「後輩力」についてラジオ番組内で辛口評価する一幕があった。

   ジャニーズ事務所といえば先輩後輩の上下関係が厳しいことで知られているが、矢作さんによれば彼らの礼儀正しさは「事務所の先輩に対してだけ」というのだ。

「TOKIOだって『昔は実は調子に乗ってました』って言ってた」

   矢作兼さんと小木博明さんは2014年7月24日に放送された「おぎやはぎのメガネびいき」(TBS系)の中で、若いころに上下関係を学ぶことの大切さについて語っていた。中高生時代の「部活動」を学びの場として推す中、小木さんが「ジャニーズ事務所」を挙げた。

   ところが「ジャニーズの上下関係…あの教育っていうのは素晴らしいと思うよ。いい子たちじゃない」と絶賛する小木さんに対し、矢作さんは「いやそんなことないよ、良い子じゃねぇよ。人による」とはなから反論した。

   バラエティー番組で共演していた7人組アイドルグループ「Kis-My-Ft2」(キスマイ)については矢作さんも「マジでいい子」と認めるが、彼らは「ブサイク」であることを売りにしているため、他と違って「調子に乗れなかった」結果、「いい子」なのだと分析。

   その上で、

「TOKIOだって『昔は実は調子に乗ってました』って言ってた」
「どこのグループとは言わないけど、ディレクターとの打ち合わせ中にみんな机の上に足を乗っけて携帯をいじってたって聞いたことがある」

などと話し、小木さんの主張に首をかしげた。

   これに小木さんは、キスマイのメンバーから「必ず指導してくれる先輩がいて、怖いからそこで教育を受ける」という話を聞いたとして、事務所内で指導が行き届いていることを強調した。

   すると矢作さんは「いや違うんだよ。あれはジャニーズ内だけなんだよ。ジャニーズの先輩がいるときには、すごいちゃんとしてるんだけど、違う業界の先輩が来たとき挨拶しないからね」と暴露した。

上下関係教育が行き届いているのは「吉本興業」?

   ジャニーズ事務所内の「上下関係」は有名で、所属タレントがバラエティー番組内で先輩に怒られたエピソードを紹介することもしばしばある。

   先輩後輩の基準は、年齢ではなく事務所入りした順番で決まると言われているが、7月2日放送の「ナカイの窓」(日本テレビ系)ではキスマイの北山宏光さんが、

「ジュニアの頃、結構年上のほうだったんですけど、同い年とかに先にデビューしている人がいて、その中でも敬語を使わなきゃいけないとかありました」

と細かいルールを披露して周囲を驚かせていた。

   しかし矢作さんの話によれば、若手や後輩が気を遣うのはあくまで事務所や同じ業種の先輩であり、「芸能界の先輩」「目上の人」に対して同じような態度を取るわけではないようだ。実情を知るためジャニーズ事務所に聞いてみたが、返答は得られていない。

   ただし否定的な見方を示していた矢作さんも、ジャニーズだけが挨拶をしないと思っているわけではないようで、ラジオでは「芸人は全部挨拶するじゃん。『テレビで観たことある先輩だ』って思ったら(歌手や俳優でも)挨拶するじゃん。でも、芸人以外の業種の人は自分の業種以外、挨拶しない」と話した。むしろ業種をまたいで挨拶をするお笑い芸人は珍しいという見解のようだ。

   すると小木さんは「じゃあジャニーズじゃなくて吉本(興行)がいいんだな」と再提案。「後輩力」という本まで出しているカラテカの入江慎也さんを筆頭に、どの世代にも上下関係意識のしっかりした芸人がいると指摘し、吉本興業の組織としての魅力を評価した。

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