余暇はテニス、水泳、釣り…「駆け足」も!
では硫黄島とは、どんなところなのだろうか。海上自衛隊と航空自衛隊の基地があり、基地関係者以外の立ち入りは制限されているため、生活環境についての情報は少ない。
海上自衛隊に電話してみると、広報室内に硫黄島での勤務経験者がいないため、5年ほど前に勤務を終えた人からの「伝聞」になるとしながら、日ごろの過ごし方について困惑気味に教えてくれた。テレビはあるがBS放送のみで、休暇の時にDVDを大量購入する事もあったという。なお現在働いている人数は非公表としている。
ネットの個人サイトには、空自が2007年に制作したというパンフレットが転載されている。その「余暇」の項目を見ると、
「駆け足、テニス、水泳(プール)、釣り、果物等(バナナ、ミカン、パイナップル、パパイヤ、唐辛子等)の採取、天体観測、露天風呂、天然サウナ、ゴルフ、バードウォッチング、ホエールウォッチング、野外バーベキュー、音楽バンド演奏など」
と書かれていた。娯楽設備には乏しいが、自然を目いっぱい楽しむのには良さそうだ。