すでに問い合わせている学校や企業も
実名や学校、勤務先、住まいなど個人情報を公開していないユーザーは、ツイッターを会社や学校の上司、先輩、仲間を気にしなくてもよい「自由な発言の場」としてとらえている人が多いようで、このサービスに対し「監視システムクソ怖え」「これで垢バレ(編注:アカウントがバレること)とかあり得るのか?」「自分の会社がこのサービスを使わないことをひたすら祈る」など恐れるツイートが相次いで投稿されている。
サービスについてガイアックスに詳しく話を聞いた。
クライアントから依頼を受けたら、特定できたアカウントのURLを載せたリストを提出、その中でクライアントが、ツイート数、フォローフォロワー数が多く拡散力がありそうな人、また日常の言動が気になる人など「この人は注意した方がいい」と判断したユーザーを「見守る」。なおアカウントの特定方法は企業秘密とのことだ。
学生や従業員にこのサービスを利用している旨を伝えるかは「組織の考え方次第」で、事前に伝えることで炎上しそうなツイートを投稿しないように心がけるという「抑止力」につながると考える組織もあれば、特に通知せずに泳がせておいて、発見したら指導しようとする組織もあるだろう、という。
「火種」ツイートを発見した場合はすぐさま情報提供し、クライアントが当該の人物に指導、指示して修正や削除を促すことで、炎上が阻止できると考えている。
サービスの開始を発表した6月24日から25日にかけて、「詳しい話を聞きたい」という問い合わせが数件来ているそうだ。
なお、ガイアックスは14年5月、採用担当者と内定者を結ぶSNS「エアリーフレッシャーズ」を全面リニューアルした。内定者らがSNSを利用したり投稿したりする頻度、課題の提出期限、懇親会への参加度合いなどから辞退する可能性が高い人材を推定する「内定辞退予備軍発見」機能を追加し、こちらもネット上で「すげー機能w」「そんなことがわかる時代なのか!」などと話題になっていた。