有名プロブロガー・イケダハヤト氏、高知へ移住 「東京で消耗するのが嫌になった」

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   「プロブロガー」のイケダハヤトさん(28)が生活拠点を高知県に移す。東京で働く人々を「まだ東京で消耗してるの?」と挑発しながら、キャリアアップ手段としての「移住」を提案している。

   以前から「東京はオワコン(終わったコンテンツ)」と公言していて、今回の移住はそれを実行した形だ。ネット上では肯定的な声の一方、「四国をなめすぎ」「逆に東京への未練を感じる」などの声も出ている。

「地方に移住すると、年収が上がると思う」

「体を張って実地検証」と宣言
「体を張って実地検証」と宣言

   イケダさんは2014年6月1日、妻子とともに東京・多摩市を離れ、高知市へ移住するとブログとツイッターで発表した。あわせてサイト名も、それまでの「イケハヤ書店」から「まだ東京で消耗してるの?」という挑発的なものに変更している。

   突然の発表をイケダさんは「ぼくが東京で消耗するのがイヤになって、高知県に移住することにしたからです。さようなら東京、こんにちは高知!」と説明し、来週中に東京の自宅を引き払い、7月初旬までに本格的な高知での活動を始めると明かす。

   「まだ東京で消耗してるの?」のタイトルには、クリエイター移住を促進させたいとの思いを込めた。イケダさん自身、東京を離れるのは「逃げる」意味もある一方で、「さらに成長するため」のキャリアアップ手段だと説明する。東京で仕事をすれば「東京的なもの」しか作れない。すでに「東京的なもの」は把握したため、これからは違う環境の影響を受けたいという。

   イケダさんの持論では、ブロガーやマーケター、エンジニア、デザイナーなどのデジタル系クリエイターは、移住によって「できること」が増えるため、「東京を卒業して地方に移住すると、年収が上がると思う」。しかしこの「クリエイター移住論」は仮説にすぎないため、「体を張って実地検証」することにした。

   2日のブログでは、移住理由を詳しく説明している。高知へ行くのは「客観的に見て面白い」からで、「あえて『高知』という不思議チョイスをすることで、ツッコミどころが生まれます」「恐らくこの選択を取ったおかげで、ぼくの仕事の幅は広がっていくでしょう。そういう読みがあって、移住しているわけです」などと語る。

   それ以外にも県民の人柄、食事の美味しさと安さ、日照時間の長さ、豊富な自然、市街地のコンパクトさ、空港へのアクセス、坂本龍馬をはじめとした「歴史に対するリスペクト」、NPO活動などでの「龍馬的人材」の豊富さ、酒文化を移住の決め手としてあげている。

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