「嵐」といえば、今やジャニーズの中で一番人気と言っていいグループだ。連日テレビや雑誌などのメディアに登場し、メンバーの顔を見ない日はないという人も多いだろう。
そんな嵐だが、なぜかテレビドラマや映画がぱっとしない。グループきっての演技派との呼び声高い二宮和也さん(30)主演ドラマが視聴率1桁に甘んじているほか、櫻井翔さん(32)主演映画もふるわない。そろそろ嵐人気もピークを過ぎつつあるのだろうか。
大野智主演「死神くん」も視聴率減少傾向
二宮さんが主演する土曜21時のドラマ「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(日本テレビ系)は2014年4月12日にスタートした。二宮さん扮する田茂青志が進学校の「ダメダメ野球部」の監督となり、弱いながら頭を使って勝利をつかんでいくというストーリーだ。
二宮さんが「3年半ぶりの連続ドラマ主演」「日テレの連ドラ出演は初」ということもあって注目度が高く、初回視聴率は13.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とまずまずの滑り出しだったが、2話は11.7%に減少。3話では9.4%と1桁台に転落し、5月3日放送の4話は7.6%と、一向に下げ止まる気配がない。
二宮さんの最近の出演作を見てみると、07年の「山田太郎ものがたり」(TBS系)は全話平均視聴率が15.3%、08年の「流星の絆」(TBS系)は16.6%、10年の「フリーター、家を買う。」(フジテレビ系)は17.1%と、高い数字を誇っている。
今回の不調についてネット上では「キャストに力入りすぎなんだよ。ストーリーに全力を注いで欲しかった」「進学高校野球部の設定を完全に無視した作品にがっかり」「要らない余計な話が多すぎる。キャストはいいのにもったいない」など、内容を問題視する声が多く上がっているが、それを踏まえても「嵐が出ている割には寂しい」と思ってしまう視聴率だ。
同じメンバーの大野智さん(33)が主演する金曜23時15分~のドラマ「死神くん」(テレビ朝日系)の視聴率は初回から3話まで順に11.2%、10.1%、9.9%となっている。時間帯を考えるとまずまずの数字だが、こちらも減少傾向にあることは間違いなく、5月9日放送の4話の数字が気になる。