「死んでくれ」慶大生「事件」の複雑な事情 相手女性も精神的に不安定で、逮捕に疑問の声も

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   交際していた女性に「死んでくれ」とラインに書き込んだとして自殺教唆の疑いで逮捕された慶大生(21)が、処分保留で釈放された。女性は、リストカットを繰り返していたらしく、そもそも逮捕すべきだったのかどうかも議論になっている。

   「なんでそんなひどいこというの…」。自殺した同じ慶大の女性(21)は、ラインでこう悲しそうな返信をしていた。

東京地裁は勾留請求を却下し、釈放される

   報道などによると、慶大生は、この女性と1年以上交際していたが、2013年11月7日に女性から別れ話を切り出された。慶大生は怒って、翌8日に「もうお前つまんないしお願いだから死んでくれ」とライン上で言い立てた。女性は前出の返信をしたが、慶大生はそれでも「生きてる価値ないよ!」「手首切るより8階から飛び降りれば死ねるじゃん」などと計7回もまくしたてた。

   これに対し、女性は、友人らに「死にたい」などとメールで伝えた。友人が女性の自宅を訪ねて思いとどまらせようとしたが、女性は、両親あてに遺書を書いたうえ、9日早朝になって自宅マンションから飛び降りて死亡した。

   女性はツイッター上で、ライン上でのやり取りを公開しており、ある男性が匿名でそのことを警察に通報していた。

   警視庁の三田署では14年2月19日に慶大生を逮捕し、その後送検した。しかし、東京地裁は22日、東京地検の勾留請求を却下し、慶大生は釈放されてしまった。その理由については明かされていないようだが、三田署では、今後は任意で慶大生を調べると報じられている。

   どこまで本当か分からないものの、女性のツイッターなどを見ると、男性を怒らす理由もあったらしい。

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