2013年にブレイクしたタレントの中で、今年で消えてしまいそうなのは誰なのか、そんなアンケートが行われ、テレビ朝日系「痛快!ビッグダディ」で一躍有名になった美奈子さん(30)と林下清志さん(48)、予備校講師の林修さん(48)、ゆるキャラの「ふなっしー」などが上位に上がった。
専門家によれば、消えてしまいそうなタレントは芸が何なのかはっきりしない人が多く、話題性や物珍しさで注目が集まった人たちばかり。視聴者にアピールできる芸がなければ飽きられてそれで終わりなのだそうだ。
番組では「ゴールデンボンバー」の名前も
TBS系バラエティー「アッコにおまかせ!」の2014年1月19日放送では、東京渋谷で男女100人に聞いた「今年消えそうなタレントTOP10」を放送した。1位が美奈子さんで、2位がお笑い芸人のキンタローさん(32)、3位がモデルでタレントの栗原類さん(19)、4位がタレントの水沢アリーさん(23)、5位が陸上選手でタレントの武井壮さん(40)。続いて、お笑い芸人のスギちゃん(40)、林下さん、お笑いコンビの「ハマカーン」、ふなっしーなどだ。
番組は、1位が誰なのかというクイズ形式で進められ、回答席の7人のタレントは「答えにくい」などと困惑顔だった。タレントの壇蜜さん(33)、バンドの「ゴールデンボンバー」を挙げる人もいた。
ネットでも今年は誰が消えるのかが話題になっていいて、番組で出たタレントの名前の他に、女優の剛力彩芽さん、タレントの夏菜さん、モデルのダレノガレ明美さん、アイドルグループの「AKB48」、タレントのローラさん、女優の土屋アンナさん、タレントのトリンドル玲奈さんなどの名前が出ている。
「芸人は全員消えてもおかしくない」
「アッコにおまかせ!」でトップテンに入ったタレントについて芸能評論家の肥留間正明さんに聞いてみると、話題性と物珍しさで注目された人たちばかりで、芸も演技力もなく、飽きられたらそれでお終いなのだそうだ。ただし、この中ではキンタローさんは物まねで自分の芸をストイックに追及しているので生き残るはずだとみている。スギちゃんは既に独自の地位を築いているし、「ふなっしー」も必死さやひた向きさがあるため、テレビなどで露出が少なくなったとしても暫くは活躍の場があるのではないか、としている。
さらに肥留間さんは、
「芸人は全員消えてもおかしくない」
と明かした。芸人を名乗ってはいるものの、テレビでは単なる賑やかしの存在で、全く芸が見えてこない。自分たちの現在のスタンスを見直したほうがいい、とアドバイスする。