野島伸司監修ドラマ「明日、ママがいない」に大反響 「児童養護施設はこんな所じゃない!」怒りの声も

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   「家なき子」企画・原案、「高校教師」「聖者の行進」脚本など、数々の話題作に携わってきた野島伸司さん脚本監修の日本テレビ系ドラマ「明日、ママがいない」が2014年1月15日にスタートした。初回の平均視聴率は14.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)とまずまずの数字だった。

   多くの人に見られたドラマだが、内容を支持する人ばかりではなかったようだ。主演の芦田愛菜さん(9)らが生活する児童養護施設の描かれ方がかなりセンセーショナルで、怒りの声も上がっている。

「お前たちはペットショップの犬と同じ」施設長が言い放つ

「明日、ママがいない」公式サイト
「明日、ママがいない」公式サイト

   交際相手を灰皿で殴って母親が逮捕された少女・真希(鈴木梨央さん)が、児童養護施設「コガモの家」に預けられるところから物語は始まる。

   不穏な空気で薄暗い施設の中では、子供達はあだ名で呼び合っている。芦田さん演じる施設の代表格の少女「ポスト」は、赤ちゃんポストに預けられていたことからそう名乗るようになった。

   ポストら施設で暮らす少女たちは、真希に対し「ママが彼氏鈍器で殴ったんでしょ?あだ名ドンキでいいよ」など無神経と思える言葉をぶつける。

   「魔王」と呼ばれる施設長の佐々木(三上博史さん)は、杖で床をドンドンと叩き威圧する、言うことを聞かない子供は怒鳴りつけ殴る、バケツを持って立たせるなど、恐怖の存在だ。食事前には「泣け。お前たちはペットショップの犬と同じだ。飼い主の庇護欲をそそるように泣け。泣いた奴から食っていい」と言い放つシーンもあった。

   真希は母親と一緒に帰宅することを心待ちにしていたが、釈放された母親は殴った交際相手と結婚すると言って、真希を施設から連れて帰らないと決めた。ポストは真希に「今日、あんたが親を捨てた日にするんだ」という言葉をかけ、真希は施設で「ドンキ」として暮らすことを決意する――というストーリーだった。

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