東京都の猪瀬直樹知事が2012年12月の都知事選の前に、医療法人「徳洲会」グループから5000万円の資金提供を受けていた問題で、NHKが13年11月23日、関係者の話として「徳洲会の徳田虎雄前理事長が次男の徳田毅衆議院議員から『猪瀬さんが「1億円をお願いしたい」と言っている』と伝えられ、『5000万円で対応しろ』と指示していた」と報じた。
これについて猪瀬知事は23日の防災訓練の後、報道陣の取材に「それは一切ありません。事実ではありません。こちらから金額を要求した事実は100%ありません」と全面否定した。
猪瀬知事は、11月22日の囲み取材では選挙を念頭に置いて5000万円を受け取ったことを示唆していたが、会見では一転「選挙の資金ではない。個人の借り入れとして、たまたまお借りした」と釈明していた。すでに返済は済ませているという。