ドラえもん「打ち切り」デマが蔓延 あまりの騒ぎにテレ朝ツイッターも否定

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   「ドラえもんのアニメが打ち切りになる」―こんな情報がツイッターに出回り、数万件以上もツイートされている。実はまったくのデマなのだが、ネットでは信じる人が続出し、突然の知らせに驚きや悲しみの声をあげて騒ぎになった。

   事の発端は2013年9月26日に、ツイッターにあるユーザーが投稿したツイートだった。

「え。え。え。 泣きそう。てか泣くよ」

   「【悲報】ロングセラーアニメ『ドラえもん』来年10月での放送打ち切りを発表。長年のファン『突然すぎて言葉が出ない』」という内容と共に、NAVERまとめのURLが貼られている。

   このツイートだけを見ると、ドラえもんの打ち切りが発表され、ファンの悲しむ様子がまとめられているようにも読める。ドラえもんとのび太を描いた画像も添付され、「愛と勇気と友情はドラえもんが教えてくれた」と書かれている。

   ツイートが拡散されると、

「ドラえもんが、終わるって… マジかよ!」「え。え。え。 泣きそう。てか泣くよ」「打ち切りとかつらい。 おれの子供にもドラえもん見せたかったな」「ありえない。ドラえもん見れなくなるとかありえない」

などとユーザーの間で騒ぎになった。

   噂が広がる中で「ドラえもん打ち切り」の原因として、視聴率低下というもっともらしい説も語られた。確かに2005年にドラえもんの声優が大山のぶ代さんから、水田わさびさんになるなどキャストの変更があり、絵柄や演出もリニューアルされていたため、「前のドラえもんじゃないと嫌だ」と一部ファンは反発していた。

   しかし、実際はリニューアルしたドラえもんの視聴率は低いわけではない。9月9日~15日までに放送されたアニメの視聴率順位は1位「サザエさん」、2位「ちびまる子ちゃん」、3位「ドラえもん」という順になっている(ビデオリサーチ調べ)。

   また、10月の番組改編で打ち切りなら事前に発表があるはずだが、テレビ朝日の公式サイトを見てもそのような記述はなく、10月18日の放送内容が載っているため、しばらく打ち切りになることはなさそうだ。

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