長崎や福岡から訪れたファンも
さらに、最終回で香川照之さん演じる大和田常務が、半沢に土下座させられた場所にファンが殺到している。その場所とは、東京・千代田区にある学士会館だ。201号室が会議室として劇中に登場した。
J-CASTニュースの取材に対して学士会館の広報担当・有江治子さんは、「これまでにないほど多くの人が立て続けにいらっしゃっています。基本的に人数はかぞえていませんが、24日は100人近くいたかもしれない」と話す。長崎や福岡から訪れたファンもいた。土下座シーンの撮影があった位置を聞かれることが多いそうだ。
1928年に開業した学士会館は、昭和初期の雰囲気を色濃く残しており、映画「SP」などの撮影現場にもなるなど年間50本以上撮影があるが、これほど多くの人が訪れることはなかったという。「『SP』のファンは20~40代の女性がメインですが、『半沢直樹』のファンは幅広く、高齢の方もいらっしゃいます」。
ネットでも学士会館を訪れた人による感想が書き込まれ、
「半沢ロケ地の学士会館に行ったよ」「初めて学士会館でごはん食べたんだけど、最新話でそのご飯食べたところの近くの階段を半沢が歩いたり、とまりんと半沢が階段の下に隠れたりしてて、なんか不思議な気持ちになった」
といった報告があがっている。
同館ではこうした『半沢直樹』人気を受け、ドラマのシーンを再現した201号室で、フルコース料理を「重役気分」で味わえる「倍返しだ!お食事付き見学会」を、メールマガジン登録者対象(抽選で10組20人)に開催予定だという。