汚染水漏れの影響否定 竹田招致委理事長がIOC委員に手紙

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   2020年東京五輪招致委員会の竹田恒和理事長が、国際オリンピック委員会(IOC)の委員らに宛て、東京電力福島第1原発からの汚染水漏れに対する懸念を打ち消すために手紙を送っていたことが分かった。米AP通信がこのうちの1通を入手しロンドン発の記事で報じた。それによると手紙は2013年8月27日付。東京は、汚染水漏れの「影響は全く受けていない」と強調している。

   9月8日(日本時間)のIOC総会で決まる五輪開催地は、英ブックメーカー(賭け業者)により本命視されるなど、東京が有利とされている、深刻化一方の汚染水漏れの影響についての指摘が広まり、日本の関係者は火消しに努めている。

   竹田理事長は手紙で「東京はこれまでと変わったことはなく安全。都内の大気と水は毎日計測されているが汚染水漏れの影響はない」と強調、五輪開催に問題はないとしている。

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