男女3人組バンド、いきものがかりのギター、山下穂尊さん(31)が足の指を骨折していた。2013年9月1日、メンバーで同じくギターの水野良樹さんがツイッターで伝えたその原因に、ネットユーザーらが恐れおののいている。
「渋谷のスクランブル交差点で女性にヒールで踏まれたらしいです」
「足の甲の皮が剥けて、血がにじみました・・・」
「ヒールは一体何人の人間の指を粉砕してきたんだろう」――ヒールで足を踏まれて痛い思いをした、と言う人は多いらしい。過去にはお笑いコンビ「千原兄弟」の千原ジュニアさんも2011年に、草履を履いていた際にハイヒールの女性に足を踏まれ、左足小指を骨折したことがある。当時は松葉杖姿でテレビに登場し、大きな話題になった。
冒頭のニュースを受けて、ツイッターや2ちゃんねるでは同様の被害にあったネットユーザーから「電車の中で数度踏まれたがありゃあ苦悶なんてもんじゃねーな」「スズメバチに刺されたらこんな感じなんだろうと思ったわ」などと山下さんに同情する声が相次いでいる。
具体的な被害としては、足の親指の爪が割れて出血した、足の甲の皮が剥けて、血がにじんだ、小指を骨折した、足の骨にヒビがはいったなどがあがった。悲惨なのは、足に覆いのないサンダルを履いていたケースが多い。その場では気付かないが、あとから骨折していたと分かるケースもあるようだ。
「電車で女の靴で甲を踏まれ、痛みが引かないので病院に行ったら骨折だった話はありがち」
また、ピンヒールで思い切り踏みつけられると、靴を貫通して穴が開くという話も出ている。
それもそのはず、あくまで単純計算上ではあるが、体重50kgの女性が2cm四方のヒール部分をもつハイヒールを履いた場合、踵に荷重の8割が集中し、接地圧は100万パスカルともなる。これはゾウの足1本にかかるそれの約10倍だ。ソールが1cm四方にも満たないピンヒールともなれば圧力はさらに高まるはずだから、まさに「えげつないよな、力があそこ一点にかかるから」「あれは戦闘靴だと思う」といったネットの寸評通りだ。