福岡県は2013年8月15日現在、日本脳炎感染への注意を県民に呼びかけている。
感染症流行予測調査事業の一環として実施している「日本脳炎感染源調査」で、県内で飼養されている豚10頭を8月6日に採血したところ、10頭とも日本脳炎に感染していたため。感染予防対策として、「夕方から夜明けまでの蚊が活動する時間帯に外出する場合は長袖・長ズボンを着用し、露出している皮ふに蚊除け剤を使用するなど蚊にさされないよう注意する」「水たまりをなくすなど蚊が発生しにくい環境づくりを心がける」「十分な栄養をとり、過労を避けるなど健康管理に努める」「日本脳炎ワクチンを予防接種する」ことを呼びかけている。
日本脳炎は主にコガタアカイエカによって媒介されるウイルス感染症で、感染すると高熱、けいれん、意識障害などの症状が出る。致死率は20~40%前後と高く、まひなどの後遺症が残る確率も高い。