ツイッターでの面倒な絡みに、自民党副幹事長・河野太郎氏(50)の堪忍袋の緒が切れた。
いわゆる「河野談話」の責任をなすりつけるようなリプライが寄せられ、「俺がなにかしたか?」と怒りのツイートを投稿したのだ。
「あ、従軍慰安婦問題の嘘を広めた野郎だ!」
「河野談話」とは河野氏の父で当時宮沢喜一内閣の官房長官だった河野洋平氏が、1993年に発表した談話だ。いわゆる「従軍慰安婦」について、「甘言、強圧などで本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、官憲等が直接これに加担したこともあった」「朝鮮半島出身の慰安婦が多かったが、当時朝鮮半島は日本の統治下にあり、募集、移送、管理等も甘言、強圧などで本人たちの意思に反して行われた」などと述べられている。これまで「事実無根の従軍慰安婦問題を広めた」などとして、撤回を求める声が度々上がってきた。
2013年8月11日、あるツイッターユーザーが河野太郎氏のツイッターアカウントに「あ、従軍慰安婦問題の嘘を広めた野郎だ!」とのリプライを寄せた。
この約1時間後、河野氏がこのリプライを引用して「俺がなにかしたか?」と怒りのツイート。フォロワーからは「そうだ、それは親父の方の間違いだ!」「最近色んな方が発言しているからとばっちりですな!」「可哀想な奴はほっといてやって下さい」など擁護のリプライが寄せられたほか、河野氏に絡んだユーザーにも「鬼畜は黙ってろ」「そこまで無知でも、ツイートはできるのですね。一度検索すればいいだけなのに」と、批判のリプライが寄せられた。
河野氏は8月12日にも「官房長官談話は政府の公式見解であって、談話を発表した時の官房長官がどうこうできるものではないということすら知らずに、官房長官談話のことについて何か言ってみる輩が多い」と怒りをにじませたツイートを投稿した。