全日空の飛行機に預けたチワワが熱中症で死んでしまったと、東京在住という飼い主の少女(15)がツイッターで怒りをぶつけて話題になっている。全日空では、過失はなかったとしているが、賛否両論が出ている。
「誰かたすけて」「もう…わけわかんない…」「飛行機おりたら…ポポが動かなくなってた」
飼い主の少女は、2013年8月12日の15時過ぎからこうつぶやき始めた。
「ミスがなければ死ぬはずがなかった」
ツイートによると、少女は両親らとこの日、国内のある離島に旅行に行き、東京・羽田空港で出発前に、チワワのポポを全日空のペットサービスに預けた。このサービスは、一部を除き5000円かかる。しかし、1時間ほどして島の空港に到着し、ペットケージのカゴを受け取ると、ポポはひっくり返った状態だった。
意識は少しあったものの、瞳孔が開いており、舌も変色していた。少女らはポポに水を急いで飲ませたが、ポポはけいれんを繰り返すだけだった。父親からは、ポポの心臓はすでに動いていなかったと言われた。
両親が空港からすぐにタクシーで獣医に連れて行ったが、獣医からは、ポポを収容していた部屋の温度があまりにも高かったのだろうと説明された。体温は、平熱よりかなり高く47度以上にもなっていたという。
ポポは飛行機に乗る前までは元気で、預ける直前まで水分を摂らせていたそうだ。少女はツイッターで、全日空から「過失はない」と言われたとしながらも、「ミスがなければ死ぬはずがなかった」と言って嘆いている。
全日空のホームページを見ると、ペットサービスでは、空調が客室とほぼ同じ貨物室で預かるとしている。しかし、注意事項として、飛行機に乗せ降ろしするときの外気について、「夏場においては駐機場の反射熱などにより外気温に比べて高温になる場合もございます」と書いてあった。