社会民主党の福島瑞穂党首(57)が2013年7月25日に記者会見を開き、同日付で党首を辞任することを発表した。
会見では、党首は辞任するがまだまだアクティブに政治活動を続けると宣言。脱原発を掲げて当選した無所属の山本太郎氏と協力していく姿勢も示した。
これまで以上に現場に出向き、フットワーク軽くやっていく
「本日で党首を辞任いたします」
会見冒頭でこう言い切った福島氏は、12年の衆院選大敗と、13年7月の参院選でも比例1議席に終わったことを理由に辞任を決意したと語った。党首は辞任するが、社民党の議員として脱原発や護憲、雇用問題など、これまで以上に現場に出向き、フットワークを軽くしてやっていきたい、新しい党首を支え党の再生に全力を注いでいく、と意欲を示した。なお、新党首が決まるまで設置する党首代行はまだ決まっておらず、できるだけ早く決めて発表するとした。
また、参院選で支援していた山本太郎氏が当選したことについては、「脱原発の勝利だと思っている」という。どういう立場であれ仲良くやろうという話はしており、入党の話までは行かないが、一人よりは活動の範囲が広がるということで統一会派を組まないかという提案はしていると明かした。