「芸能人の選挙活動はタブーなのか」 EXILE番組中止に自民候補者が反論

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   人気ダンス&ボーカルユニット「EXILE(エグザイル)」のメンバーが出演するNHKのテレビ番組が、「政治的公平性への配慮」を理由に、急きょ放送中止になった。

   出演メンバーが参院選候補を応援するツーショット写真がインターネット上に公開されていることをNHKが問題視したものだが、当事者とされる自民党公認候補・伊藤ようすけさんは自身のブログで「まったく納得できるものではありません」とNHKの対応を批判している。ネット上ではNHKの判断に賛否両論が出ていて、議論を呼んでいる。

「とても残念な判断」ブログで反論

   放送中止となった「Eダンスアカデミー」(毎週金曜夜放送)には、メンバーのUSAさんとTETSUYAさんの2人が子どもたちにダンスを教える講師として出演している。2013年7月12日も通常通りの放送予定だったが、USAさんが「がんばって下さい!!」というメッセージボードを持ったツーショット写真が伊藤さんの公式サイトやFacebookに掲載されていることが分かり、NHKは急きょ放送を取りやめ、選挙終了後に放送を再開すると発表。「選挙期間中は報道機関として政治的公平性に疑念を持たれないよう配慮した」とコメントした。

   このNHKの対応に、伊藤さんは「公平性という便利な言葉を盾に、選挙運動したアーティストをメディアから締め出す行為はとても残念な判断だと考えます」とブログで斬り込んだ。自身も音楽ユニット「東京プリン」として活動している伊藤さんにとって、EXILEは仕事仲間であり友人という間柄だ。今回は、そうした昔からのよしみから出演を依頼したところ「日本のエンターテインメントをもっと元気にしたい、日本のエンターテインメントを世界中の人々に向かって宣伝したいという僕の思いに彼らが賛同してくれた」という。

「日本ではこれまで、芸能人による選挙活動はタブーとされてきました。これが若者が政治に興味を持たない、選挙にいかない現状に少なからず影響していると思います。そんな現状を憂い、日本の未来のために、未来を生きる若者のために、そして子供たちのためにEXILEのメンバーは勇気を持って立ち上がってくれたのです」
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