菅直人氏は、安倍晋三首相と民主党の細野豪志幹事長がフェイスブック上で論戦していることについて、「安倍氏は自分に都合の悪いことは無視し、自分の言いたいことだけネット上で反論するのは政治家として失格だ」と2013年6月18日のブログで強く非難した。
「これまで一方的に批判する時にネットを使ってきた」と安倍氏のネット利用を指摘。2011年5月20日のメールマガジンで福島第1原発事故について、「やっと始まった海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです。(中略)菅総理は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべきです」と書かれたことを問題視した。
各種の事故調査委員会の報告で、海水注入停止を指示したのは東電側とされていることを挙げ、「当時総理経験者の安倍氏が『嘘』の情報で総理の辞任まで求めたこのブログ(編注:メルマガのこと)に対して、私は私自身のブログで何度か安倍氏に訂正と謝罪を求めたが今日まで何の反応もない」と不満をあらわにした。
「この私のブログに対して反論があるならばぜひ聞きたい。間違っていたと認めるなら潔く訂正し、私に謝罪すべきだ」と迫っている。
菅氏はこれまでもブログで「安倍総理は原子力ムラのセールスマン」などと厳しく攻撃している。