三浦雄一郎さん下山にヘリ利用で議論 野口健さん「エベレスト登頂と言える」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   冒険家の三浦雄一郎さん(80)がエベレスト下山にヘリコプターを利用したことについて、ネット上で登頂成功と言えるか議論になっている。

   「フラフラで歩く幽霊みたい」。三浦雄一郎さんは2013年5月24日深夜、エベレスト山頂からの下山を振り返って、こう報告してきた。

疲労の蓄積とアイスフォール崩落の恐れで

   三浦さんは、23日に頂上に立ったが、この日は17時間、翌24日は13時間もかけて歩いてきた。

   標高6500メートルのキャンプ2で夜を明かし、25日も、13時間以上かけて下りる予定だった。しかし、急きょ予定が変更され、ヘリで標高5300メートルのベースキャンプまで下りることが決まった。

   公式フェイスブックでは、その理由について、三浦さんの疲労が蓄積していることと、氷の滝のようなアイスフォールの通過が危険だったことが挙げられている。三浦さんは頂上でも、これ以上ないくらい疲れていると明かし、倍以上も時間をかけて歩いていた。また、アイスフォールは、気温が上がったため、氷塊が溶け出して崩落する恐れがあったという。

   ただ、25日は天候が悪くてヘリが飛ばず、翌26日になって三浦さんはベースキャンプまでヘリで移動した。

   三浦さんがヘリを使ったことについて、ネット上では、登頂成功と言えるのか意見が分かれている。

   疑問視する向きとしては、「自力で下山して初めて登山完了ですよ」「ヘリで下山とかするなら記録無効だろが」といった指摘が出た。一方で、「海抜0mの場所まで下山するのは無理だし、ある程度下ったのであればいいのではないか?」「登頂には成功してるだろう」といった声もあり、論議になっている。

   ヘリで下山したケースとしては、タレントのイモトアヤコさん(27)が12年9月にマッターホルンに登頂後、頂上から利用したときも賛否が分かれた。

姉妹サイト