国立国会図書館のデジタル化資料で人気を博している「エロエロ草紙」(酒井潔)が、書籍「エロエロ草紙【完全版】」となって2013年6月21日に、彩流社から発売される。
エロエロ草紙は1930年11月に出版されるはずだったが、「公序良俗を乱す」との理由で製本中に発禁処分を受けていた。国立国会図書館デジタル化資料としてインターネット上に無料公開されると、「露骨過ぎる」タイトルがネット住民の人気を集め、11年中ごろから同サイトアクセス数ランキングの上位を占め続けている。
国立国会図書館のデジタル化資料ではモノクロだが、実物には表紙や中面のカラーページが「たんまり」ある。これが「色鮮やかに蘇る」という。
出版社では「これを読まずに『エロエロ』は語れない!」などとアピールしている。