消費者庁は2013年5月15日までに、大手飲料メーカーの日本コカ・コーラが4月に発売した炭酸飲料「カナダドライジンジャーエール FIBER8000」の宣伝について、特定保健用食品(トクホ)ではないのに「トクホ」だと誤解させるおそれがあるとして、改善を求める行政指導をおこなった。
同商品の宣伝では、「トクホ」の飲料などに使われている食物繊維を多く配合したとPR。商品の新発売を「トクホウ」などと表現し、テレビCMはその文字を画面に表示して読み上げるものだったが、それが「トクホ」に聞こえ、誤解をまねくおそれがあったという。
CMの放送はすでに7日に終了している。
特定保健用食品「トクホ」の制度は「脂肪の吸収を抑える」「血圧に効果」といった特定の用途を表示できるもので、有効性や安全性、それに表示の内容について国の審査や許可を受ける必要がある。