HKT48のメンバーと「劇場支配人」の兼任で話題になった指原莉乃さん(20)が、とうとうメンバーとして初の「プロデューサー業」まで任されることとなった。
ソロデビューが決まっているSKE48の研究生・松村香織さん(23)をプロデュースするというもので、通常は秋元康プロデューサーが行っている作詞や、曲とアレンジの発注を指示された。「AKBの指原プロデューサー」がいよいよ現実味を帯びてきている。
「曲を決めて、アレンジを発注して、指原が歌詞を書くんだ」
指原さんがプロデューサーを務めることが発表されたのは、2013年5月13日放送の、指原さんがMCを務めるテレビ番組「AKB映像センター」(フジテレビ系)でのことだ。
番組開始直後、指原さんが秋元氏からこんなメールが来たとして読み上げた。
「業務連絡 指原に頼みがある。SKE48終身名誉研究生の松村香織がソロデビューをするので、指原がプロデュースしてやってくれ。アイドルが大好きな指原だからこそ、松村の魅力を引き出せ。曲を決めて、アレンジを発注して、指原が歌詞を書くんだ」
急に依頼されたらしい指原さんは、終始驚いた様子だった。同じくMCのリリー・フランキーさんに「支配人の次はプロデューサーですか。完全裏方に徹してきましたね」とイジられると、「そうですよ~!」と少し困惑した様子ながら「一緒に盛り上げて下さい。よろしくお願いします、頑張ります」とアピールしていた。
松村さんは研究生ながら、SKEで初めてソロデビューすることが4月14日に発表されていた。CDのリリース日は未定で、限定1000枚、売り切れた場合は追加販売されるということが決まっている。
ソロ曲の作詞とアイドルイベントのプロデュースは経験あり
秋元氏はこれまでにもメンバーに作詞を任せたことがあった。例えば、板野友美さんのソロ曲「lose-lose」、指原さんのソロ曲「ifの妄想」と「遠い街へ」、河西智美さんのソロ曲「私のヒカリ」と「Illumination」はそれぞれ自身で作詞、派生ユニット「Not yet」の「guilty love」は北原里英さんが作詞したものだ。
しかしプロデュースまでメンバーに任せるのは初の試みで、ファンはインターネット上で「まじすかwwwwww」「どんだけ仕事抱えてるんだよwwwwwww」などと書き込んでおり、驚きながらも楽しんでいるようだ。
指原さんは12年6月、自身がプロデュースしたアイドルのイベント「第一回ゆび祭り~アイドル臨時総会~」を開催したことがある。指原さんがハロー!プロジェクトの「Buono!」やももいろクローバーZらアイドルグループに呼びかけ、10組の出演が実現。全員でAKBの曲「ヘビーローテーション」を歌ったことも大きな話題となり、イベントは大成功をおさめた。
同時期に移籍したHKTでも、知名度は低いがポテンシャルのあるメンバーを番組内でイジるなどし、グループ全体の人気底上げに一役買っている。秋元氏は元々指原さんについて「放送作家にならないかと勧めている」「何年かしたらAKBの裏方をしている」と評しており、ゆび祭りやHKTの実績もあって今回松村さんのプロデューサーに抜てきしたと考えられる。
一方、「ツマンネ 松村の良さってアナーキーなところなのにそれとは対極にいる予定調和の指原と仲良くなるべきじゃない」「これでいいのかなSKEとして 自分でデビューじゃなく、指原に恩を借りる形じゃん」「かおたんのセルフプロデュース能力が楽しみだったのになぁ 指原メインの企画になっちゃいそうだな」など、SKEや松村さんのファンからは「折角のソロでビューなのに、指原さんが目立ってしまう」という懸念の声も上がっている。
当の松村さんは5月13日、Google+で「色んな意見あるみたいですが松村は凄く嬉しいです またこうやって話題になることが出来た 指原さんのおかげで 指原さんのおかげで ここ重要 やっぱり4位様はすげー」と投稿し、素直に喜んでいるようだ。