PSY新曲「嫌がらせ」ビデオに批判 大手テレビ局は「放送禁止」決める

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   日本以外の世界各地で大ヒットした「江南スタイル」で知られる韓国の歌手PSY(サイ)さんの新曲ミュージックビデオ(MV)が炎上気味だ。

   楽曲は前作と同様のテクノポップで、踊りもコミカルな内容なのだが、動画には視聴者を不愉快にさせそうな行動が満載。その中には「公共物を傷つけている」とみなされたものもあり、「放送不適格」として事実上の放送禁止処分にしてしまったテレビ局もあるほどだ。

公開から6日で1億6000万回再生

問題となった「ジェントルマン」MVのワンシーン。ユーチューブでは1億5000万回以上再生されている。
問題となった「ジェントルマン」MVのワンシーン。ユーチューブでは1億5000万回以上再生されている。

   PSYさんの新曲「GENTLEMAN」(ジェントルマン)のMVは2013年4月13日にユーチューブに公開され、1時間で100万回、1日で2000万回以上再生されるなど大きな関心を呼んだ。4月19日18時時点での再生回数、1億6000万回に迫っている。

   ミュージックビデオの長さは3分54秒で、PSYさんが人に嫌がらせをするとも取れる内容が多く含まれている。動画が始まった直後には、道路にとめてある車の横にある「駐車禁止」の文字が入った黄色いカラーコーンを蹴飛ばし、それ以外に動画の前半だけでも、(1)商店で高齢男性に自分の荷物を持たせる(2)女性が使用しているランニングマシンのスイッチを操作して女性を転倒させる(3)おなかを押さえてトイレに行きたそうにしている男性がエレベーターに乗ってくるのを見て、ボタンを沢山押して目的階に行くのを妨害する(4)図書館で読書をしている女性に「握りっ屁」をする(5)サッカーをしている子どもの集団に乱入し、ボールを遠くに蹴り出す(6)プールサイドの女性のビキニのヒモをほどくといった具合で、嫌がらせのオンパレードだ。

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