安倍晋三首相が2013年4月18日朝放送の「スッキリ!!」に出演し、いわゆる「アベノミクス」をめぐり、
「間違いなく、多くの方々の収入も増えていく。夏を越えていけば、だんだんそういうことになっていく」
と具体的な見通しを示した。現職の首相が情報番組に出演するのは異例で、40分にわたる出演では、「この番組に出るとね、この後色々いいことがあるのかなぁと…」と、終始上機嫌だった。
就任から4か月が経つ安倍首相のメディア対応は、記者会見以外の個別取材を多く受けていることが特徴。すでに在京キー局(NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)や主要新聞・通信各社(朝日、毎日、読売、日経、産経、東京、時事、共同)のインタビューは一巡している上、民主党政権時代と比べて、週刊誌やバラエティー番組など、出演するメディアの幅が大幅に広がっている。
キー局、主要新聞・通信各社は「2巡目」に突入
3月2日のテレビ東京のインタビューで、在京キー局と新聞・通信社は「一巡」。今回の「スッキリ!」を含めると、インタビューや番組出演などの個別出演に応じたメディアは少なくともNHK、日本テレビ、TBS、フジテレビの4局にのぼる。例えば日本テレビの場合、1月29日の夕方のニュース番組「news every.」に出演しており、今回の「スッキリ!!」が2回目だ。
一般紙以外にも、1月31日と4月1日にはスポーツ紙6紙がインタビュー。米ワシントン・ポスト(2月16日)や韓国の「月刊朝鮮」(3月2日)といった外国メディアの取材も受けた。