損害保険各社でつくる損害保険料率算出機構は、家庭向け地震保険の保険料を全国平均で15.5%引き上げる。2013年3月26日、金融庁に正式に届け出た。東日本大震災を踏まえ巨大地震発生のリスクが高まったと判断したためで、政府と損保各社は2014年7月にも値上げする。
値上げにあわせ、都道府県ごとに4段階に分かれていた保険料区分を3段階に変更。たとえば、東京都内の非木造建物の年間保険料は保険金1000万円あたり、1万6900円から2万200円に引き上げられる。
なお、今回の値上げには南海トラフ地震の被害推計はほとんど織り込まれていない。