「僕たちは口パクを受け入れません!」―フジテレビの音楽番組のプロデューサーがこんな意思表明をし、話題になっている。
AKB48やジャニーズのグループは、音楽番組に出演する際「口パク」であることも多い。インターネット上では「AKBやジャニーズが消える?」との声も上がっている。
「歌手であるからには、フツーに歌えることが絶対条件」
「口パク決別宣言」をしたのは、「MUSIC FAIR」や「FNS歌謡祭」、かつては「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」なども担当したプロデューサー・きくち伸さん(51)だ。
2013年3月5日に更新したブログに、こう書いている。
「『MUSIC FAIR』は去る2月6日の会議・全会一致で『僕らの音楽』『堂本兄弟』同様『口パク』を受け入れないことを決めました。『多くの視聴者がカラオケや口パクでも一向に構わないと思っている事も、充分把握し』た上で『多くのゲストを擁する音楽番組としては、画期的な取り組み』に挑みます!歌手であるからには、フツーに歌えることが絶対条件だと思うので」
AKB48やその姉妹グループ、ジャニーズの一部グループなど、踊りながら歌うアイドルグループには口パクが黙認されているのが現状だ。そうした流れを良く思わない視聴者は多く、きくちさんのブログには「音楽番組としては勇気ある決断をしたと思います。それでも見る側としても生歌が良いですからね」「生演奏、生歌大賛成です。ライブ感のない歌、演奏はもうこりごりです。下手でもいいんです。それがリアルな音楽ってことだと思います」「これからも有名、無名に関わらず、生歌で感動させることのできる歌手の方々をたくさん放送してください」といった賛同コメントが寄せられた。