セキュリティーソフト「ウイルスバスター」で知られるトレンドマイクロは2013年1月10日、2012年のインターネット脅威年間レポートを公開した。
それによると、10年8月に同社が初めてAndroid端末向けの不正アプリを確認し、11年12月には約1000個見つかったが、12年12月時点では35万個と1年で300倍以上に増加した。12年上半期まではゲームやアダルト、動画再生アプリなどに偽装するものが多かったが、下半期は電池を長持ちさせるアプリやセキュリティーソフトを偽装するなど、騙しの手口が広がったという。
不正アプリはダウンロードすると、電話帳などの個人データが抜き取られたり、高額な架空請求が繰り返し表示されたりするものだ。