2013年1月1日に発売したシングル「Dance My Generation」が初登場1位を獲得したビジュアル系エアバンド「ゴールデンボンバー」のボーカル鬼龍院翔さん(28)が「売り方の面でファンの方々に迷惑をかけてしまったのでリーダーの僕としてはあまり手放しでは喜べません」と販売方法について疑問を持っていることを1月8日のブログで明かした。
「Dance My Generation」は1月14日付のオリコン週刊ランキングでインディーズミュージシャンとして史上初の初登場1位を獲得した。
「次にCDを出すときはファンの方々を困らせないようにしたい」
鬼龍院さんはその時に「皆様のおかげです!ありがとうございます!」とコメントしたことを、「マスコミ様用コメントを求められたので」と便宜的なものだったと説明する。
「Dance My Generation」がコンサートの応募券付きやDVD付きの特典版など全3種類での販売だったため、本音では「次回のシングルは握手会等の特典一切無しの一種売りにしたいと思います!その売り上げの差を見てまた音楽業界の現状を感じて下さい!」と皮肉を言いたかったという。
しかし実際には売り上げやファンからの要望など、複雑な事情が存在することも分かっており、「次にCDを出すときはファンの方々を困らせないようにしたいです。…って毎回思っているのですがなかなか、いや決して事務所さんが悪いわけではなく、話を聞いてみると『あちらを立てるとこちらが立たない』的な、どうしても歪みが生まれてしまいそうな…」と悩みを打ちあけている。
「もうランキングの呪縛からは解き放たれたい」
CDの売り上げが落ちている現在の音楽界を説明する言葉として「B'zが売ったのはCD、○○(今のアイドル)が売ったのは握手券」と言われていることを「時代は変わっています、売り方が変わるのもそれは当然だと思います、だからミュージシャンが喜びを感じるポイントも少しづつ変わって行くんだと思います」という。
それでも依然としてCD売り上げが重視されている現状を「やっぱり世間も僕も、CDが売れてた時代を生きてきたから、その時代への憧れを捨て切れないんだよね。やっと1位を取れたんだから、もうランキングの呪縛からは解き放たれたい」と語っている。